歯科衛生士は、患者さんの人生も変えられる職業だ!


 

患者さんから「あなたにずっと見てほしい」、「いつもありがとう」という感謝の言葉をいただけることは本当にうれしく感じる瞬間です。

 

あるとき患者さんの言葉をいただき、口腔内だけではなく、患者さんの人生も変えられる職業であることに気付いたときはとてもやりがいを感じました。

 

現在私は、患者さんのために新しいことを常に考えている院長先生の下で働かせて頂いています。

 

その為、他の医院ではなかなか経験できないような勉強の機会や、自分自身が衛生士としてだけではなく人としても成長させてくれる「チャンス」を与えていただいていると思っています。

 

当院ではチーム医療ということにとても力を入れており、各セクション間のチームワークがとても重要になってきます。当院の衛生士チームは週に1回必ずミーティングを行い、症例検討をしながら先輩後輩関係なくアドバイスや意見を交わしています。

 

チームで患者さんや医院の環境を良くするために、意見を持ち合って話し合う場があることも、衛生士としての仕事にやりがいを感じるうえで、とても重要な環境だと考えています。

 

さらに、先生方にも私の衛生士目線の治療計画の意見を取り入れてもらえるので、P治療や口腔ケアだけではなく、一人の患者さんの健康に直接貢献できているという充実感を味わうことができています。

良い職場、プロ意識を持った先輩との出会いが成長のきっかけに


 

私は、学生時代毎日遊び呆けてしまったせいで、ギリギリ国家試験を合格し、歯科衛生士としての目標がないまま就職してしまいました。

 

家の近くで適当に就職先を見つけましたが、結果として3か月で退社し、4ヶ月間仕事をしていない時期がありました。

 

その時は歯科衛生士に自分は向いていないと思っていたので復職するかも悩んでいたくらいでした。

 

4年半前に現在の医院に再就職し、歯科衛生士としての楽しさを学び始めました。

 

そのきっかけを与えてくれたのは院長でした。

 

日米Wライセンスを持つフリーランスの歯科衛生士を講師にお招きし、毎月院内セミナーに参加させていただくことができました。これをきっかけに、歯科衛生士であることの楽しさや、難しさを初めて感じることができました。

 

フリーランスの先生と接する中で、自分の未熟さに気付き、毎日練習や勉強をしました。

 

この中で、衛生士としての仕事をもっと極めて行きたい!という思いが強くなり、2年前には、更なる成長を求めオーストラリアでの海外研修に挑みました。

 

全国から選ばれた衛生士たちとの1年間に渡る研修を終えた私は、衛生士としてだけでなく、人としても大きく成長できたと感じています。

 

この研修にチャレンジしたことをきっかけに、東京オリンピックの公式歯科衛生士に選んでいただきました。また、セミナー等で講師を任せていただけることなど、仕事で活躍するチャンスがかなり増えました。

 

スキルを磨くことで、患者さんがどんどん変わっていく姿や、自分の口腔ケアで「人生変わった」と言ってくださる患者さんが増えていくこと。

 

また、患者さんのことを心から良くしたいと考えている自分に成長したと思えたときに、「あ、私、歯科衛生士になってよかった」と心から実感することができました。

 

最初の転職の時には、歯科衛生士を辞めようとまで思っていた私ですが、あきらめずにチャレンジと努力を続け、さまざまな経験をしてきたことで、今では「一生歯科衛生士として働きたい!」と思える職業になったと思っています。

「相手を知る」努力が、自分の仕事にやりがいを感じることにつながる


 

私は、患者さんとしっかり向き合って、相手を「知る」ことを大事にしています。

 

特に歯科衛生士という職業にはとても必要なことだと思います。

 

それは患者さんだけではなく、先生方やスタッフ、医院にも同じことが言えます。相手を知ろうと努力することによって、いろいろな考えを理解できるようになりました。

 

相手のことを考えながら動くことが、いつの間にか楽しくなり、その結果患者さんやスタッフとの信頼関係が築けたと思います。

 

「楽しい」と思える環境を自分自身で作り出す努力をすることも、「天職」に出会うための大切な心掛けではないでしょうか。

自分からチャレンジすることが、チャンスをつかむコツ


 

1年後、3年後、5年後、そして10年後はどんな衛生士になっていたいのか。

 

まずは自分の中で「こういう衛生士になりたい!」というビジョンをつかむことが最も重要だと思います。

 

そのビジョンに対して、チャレンジさせてもらうことができない、ミッションを作ることができない環境下にいるのであれば、新しい環境を探し、作り出していかなければなりません。

 

もちろん雇用条件に合った場所を探すことは重要です。

 

しかし自分がこの医院に入職して何がしたいのか。どうなりたいのか、を考えて医院見学をすると見えてくるものも変わってくるのではないかと思います。

 

私は海外研修に参加したり、今後オリンピックやセミナーへの講師参加等もさせて頂きますが、こうしたチャンスを与えていただけたのも、成長や活躍を応援していただける職場との出会いがあったからです。

 

歯科への興味がまったくなく、勉強ができなかった私でも、5年後は仕事の幅を広げ、たくさんのチャンスを掴もうとしています。

 

私のように自分自信が伸び伸びと成長できる医院を是非見つけてください。

 

その為には、自分が求めることを明確にし、いろいろな医院を見学してみることをお勧めします。